MIMシリーズ パート1
MIMを探ってみましょう。MIMは、金属の強度と耐久性と射出成形の設計の柔軟性を独自に組み合わせています。OptiMIMでは、標準とマルチスライドの2種類のMIMが利用可能です。どちらも、複雑な形状の作成、複数の部品の組み合わせ、機能の強化、サイクルタイムの大幅な短縮、精度と一貫性の向上など、同様の利点があります。各タイプの詳細については、今後のブログ記事で共有されます。ここでは、MIM プロセスの手順について説明します。
MIMプロセスの詳細については、今すぐエンジニアリングチームにお問い合わせください。
MIMプロセス
MIMプロセスには、コンパウンド、成形、脱バインダー、焼結の4つのステップが含まれます。これらの 4 つのステップと原料は、このブログ シリーズの次の 5 つのパートで焦点となります。ここでは、各プロセスの概要を簡単に説明します。
原料/コンパウンド
MIMは、原料と呼ばれるプラスチックとワックスのバインダーと組み合わせた金属粉末を部品作成の基礎として利用します。原料を自社で混合することで、NiFe、316SS、420SS、17-4SS、チタン、銅など、幅広い金属を提供することができます。プレアロイ金属粉末も利用可能です。混合された原料は、二軸スクリュー押出機で処理され、ペレット化されます。
成形
ペレットは、標準的なMIMマシンまたは独自のマルチスライドMIMマシンに装填されます。この時点で、コンポーネントは「緑色の部品」と呼ばれます。最終的なパーツは緑色のパーツと同じ形状になりますが、約 20% 小さくなります。
デバインダー
このステップでは、原料からバインダーの一部が取り除かれます。熱、化学薬品、またはその両方の組み合わせを使用して、バインダーを除去し、部品を焼結する準備をします。バインダーを取り外すと、そのパーツは「ブラウンパーツ」と呼ばれます。
焼結
茶色の部分は、連続式またはバッチ式の真空炉に入れられ、材料の融点付近の温度にさらされます。これにより、残ったバインダーが除去され、部品が緻密化するため、前述の20%の収縮が発生します。焼結には約15〜20時間かかります。
このシリーズのパート2では、MIM プロセスの原料の側面に焦点を当てます。ご質問やご不明な点がございましたら、 今すぐエンジニアリングチームにお問い合わせください。